とあるEngineer(4負債)のDevelop(3金)日記

ドミニオンとか、技術とかの話を気が向いたときに纏めるページです。

ドミニオン日本選手権2018 本戦参加記録

引き続き、本戦の対戦レポートになります。

予選のレポートについては前の記事で書きましたので、よろしければこちらもどうぞ。

xxi-noxx.hateblo.jp

10時過ぎに会場最寄り駅の渋谷駅を降りた所、雨が降っていました。
優秀なプレイヤーの皆様はそれぞれ優れた手を打ちながら会場を目指します。

それに対して、自分は強気の姿勢を見せながら、いざ会場へ...。

会場には既に予選を突破した強豪の方々、昨年ベスト4(の内、3名)の超強豪の方々などが待機しておりました。

卓にあるドミニオン全拡張を見て、テンションがちょっと上がる。去年は蚊帳の外だったので、改めて嬉しかったです。

・・・あれ?拡張の箱が10個?基本、陰謀、海辺、錬金術、繁栄、収穫祭、異郷、暗黒時代、ギルド、冒険、帝国・・・あれ?。

・・・・・・君のような勘のいいガキは嫌いだよ


本選1回戦

4人戦・3番手

属州・屋敷場

地下貯蔵庫、金貸し、役人、鍛冶屋、祝祭
大広間、鉄工所、偵察員、公爵、改良

色々あって急遽海辺が入らないことになり、基本(初版)+陰謀(初版)のサプライ。
公式の見解で、この拡張でのランダムサプライは酷いことにしかならないとの事で、事前に運営でサプライを準備したとのこと。(正しいと思うw

その結果がこれだよ!(憤怒

大広間と偵察員が発表された時には、2版でのリストラカードが入ってくるってことで会場が沸いたが、全部発表された後は運営の意図したとおりにしっかりと歓声が悲鳴に変わっていたとかいないとか…。
後日談なのですが、このサプライは開始5分前に急遽作成されたとの事です。

鉄工所大広間偵察員、祝祭鍛冶屋地下貯蔵庫、公領公爵、ルートが多すぎて新参勢にはドギツイサプライです。
経験値がない自分には、このサプライで臨機応変に動ける気が微塵もしないので、ルートは決め打ち。
鉄工所で銀貨蓄えて公領に入れば、属州相手には公爵、3山相手でも素点で勝負が出来ると思い、初手は「鉄工所-銀」からの公領公爵一直線ルートに。
鉄工所を3枚まで入れて、銀貨を入れながら3巡目から公領購入開始の流れ。

他の方の初手は1,2番手が鉄工所-大広間、4番手が役人-銀が1人。1番手の大広間購入がインタラクションとなり、とてつもない速度で大広間が無くなっていき、4巡目ぐらいで大広間枯れ。
公領公爵に偵察員はあっていいし大広間偵察員も強く、早い場になっていて勝利点の価値が高いのも手伝って、自分も大広間は2枚確保。あとは金量調整しながら鉄工所で地下貯蔵庫、銀貨、偵察員など取りつつ、ひたすら公領を買い進める。

大広間に入った側も偵察員を取り始め、3山が目の前に近付いたのもあって全員が公領を買い始める。
そのまま大広間、偵察員、公領の3山枯れでゲーム終了。

結果は公領3、大広間2、屋敷5の16点で同率2位。
1位は鉄工所-大広間から入って大広間を集めてからスタートした2番手。
その方曰く、大広間から入りながらも公領3枚目に届いたのが大きかったとの事でした。

振り返ってみると、大広間集めてから偵察員と金貸しを入れて、大量の緑を地下貯蔵庫で回しながら銀貨を入れれば案外5金は出そうですね。
また、感想戦では改良を買う暇が無かったとも言っていました。
鉄工所で取った4金のアクションを改良すれば公領公爵にも届くので、その形が気付けなかったは凄く悔しいです。
出来る限り早く点数を入れ始める必要があると勝手に急いでいたのですが、1枚目は改良にした方が+1枚ぐらい多く公領取れたかもしれませんね…。

1番手の方が鉄工所-大広間で金貸し入れてから改良まで入れているのですが、
途中で銅貨廃棄の手しかなかったターンや、終盤屋敷を切らざるを得ないターンなどもあって、中々上手く巡っていなかったことを考えると、甘えた公領・公爵一直線で同率でも2位を取れたのは結構棚ボタだったのかもしれません。

リストラされたカード達の躍動する姿をお見せ出来た1戦になったと思います。
供養って奴ですね。わかります。


本選2回戦

4人戦・4番手

屋敷・植民地場

薬草商、薬師、大学、弟子
望楼、借金、大市場、ならず者、拡張、鍛造

慣れない植民地場に苦手なポーション。サプライも「Let'sコンボ!」みたいな内容で困惑してる所に4番手(絶望

ポーション-望楼から薬師集めかなー。ターミナルはならず者で、余裕があれば大学も入れて拡張とか2枚目以降のならず物とか。
ならず者で獲得する不要カードは望楼で廃棄しながらいけば、薬師、望楼と何かが枯れて終わるっしょ。兎にも角にも薬師次第。枚数集めなきゃ!みたいな読みでゲーム開始。
という事で、「弟子-パス」スタートです(?)。まぁ、人生イロイロアリマスヨネー。

場に目を移してみると、1番手弟子、2番手ポーション、3番手弟子。。。ん?5-2が3人??
候補はポーション-薬草商 or 弟子-パスの2つでした。前者は諦めずに薬師ルート、後者は屋敷飛ばしながら2巡目にポーション入れ。
後者のは3t目に弟子と屋敷を引いた時にシャッフルが入るので上振れ期待で薬草商を入れるのは考えてませんでした。4番手5-2の時点で遅れてるしターミナルも最初の方に望楼入れるので、弟子スタートならこのぐらいのリスクは負うべきかなと。

当時は結構テンパっていたが故に頭が回らず、4-3に勝つには初手に5金取るしかないとの思い込みで弟子買ってましたが、よく考えてみると上振れ期待するのであれば3t目に薬草商とポーションを合わせて引いての2連薬師購入だったかもしれませんね。

ゲームの方は無事3t目に弟子で屋敷が廃棄でき、3金で望楼購入。4t目に5金が出たのですが、2番手が2枚目のポーション、3番手もポーションを入れたので、この時点で薬師は諦めて2枚目の弟子。
薬師ルートは諦めたのでその後は借金入れてから銀貨。ここら辺で全員がならず者を入れ始め、薬師と望楼以外ではまともな購入が出来なくなり始める。

ここからの逆転は白金貨入れての植民地しかなく、大学も無いのでターミナルも不要。ってことで、2回目の6金は素直に金貨。
既にこの時点で望楼、弟子は枯れ、ならず者が残3枚。2番手は薬師、大学、望楼、弟子で引き切りを決めてならず者重ねて13金出るデッキ。
残されたターンは2,3ターンと読んで、見切りをつけて属州購入からの全力勝利点で2位狙い。

2枚目のならず者も買い、残2枚にしてゲーム終了に向かってほしい意思表示をした所で、2番手の方がならず者を枯らしてくれて3山枯れ終了。 ならず者込みの7金2購入が出たり、ぴったり5金が出たりで引きにも恵まれながら、ギリギリ2位に滑り込み出来ました。

1番の反省点は最初のならず者を買ったターン。実は7金出ていたのですが、ここで展開をよく考えててターミナルをならず者ではなく拡張にしていれば、弟子や財宝も勝利点に変換出来たかもしれないと考えると、思考停止ならず者はちょっと疑問手だったかもしれません。
自分のデッキにならず者を入れても、大学が入らない以上はポーションルートの下位互換なので、ただただ自身の首を締めてたなだけのような気もします。

ただ、1人4-3スタートに甘えることなくポーション2枚体制で薬師をかき集めた2番手には、ちょっと届かなかったかなとは思います。

結果的には他人の協力があったからこそですが、ゲーム終了タイミングを読んで勝利点集めに切り替えられた所は自分を褒めたいかな。


本選3回戦

4人戦・1番手

屋敷・属州場

占い師、馬上槍試合、狩猟団、豊穣の角笛
岐路、公爵夫人、画策、香辛料商人、地図職人、埋蔵金

豊穣の角笛 vs 馬上槍試合 ~ with 占い師 ~

まぁ、本筋は郎党かな。どっちのルートにも使える狩猟団は集めたい所。
幸い1番手なので、手番格差押し付けて狩猟団の枚数も郎党も取りに行きたいところ。

初手は「香辛料商人-銀」から。占い師ではなく銀貨なのは両アクション被りの4金止まり(占銅銅香屋からの銅屋引き)を避けた為。
3t目に5金でて狩猟団、その後は占い師から画策。狩猟団3枚目まで取れた所で角笛1枚入れてから4枚目の狩猟団+金貨獲得。順調っ!

引き切って8金+角笛(8種)を揃えた所がターニングポイント。狩猟団はまだ残っていたが、郎党もまだあったので馬上槍試合獲得の属州購入。欲張りスタイルを見せていく。
が、しかし、その返しに2番手の方が馬上で属州を公開して郎党獲得からの即打ち。欲張り手が一瞬にして悪手に変わる。。。

全員で「「私が本物の占い師です」」状態ではあったが、誰も郎党を釣り上げることは出来ず。結果4回噛まれてデッキはボロボロ。 幸い、角笛に入っているのは私だけなので後は右手を信じてコンプガチャを引くのみ。

ただ、+1Aしか産まない馬上槍試合が名馬も女王も取ることができず、廃村以外のの何者でもなくなっていたのと、郎党のペースも早くて狩猟団の回転も落ちていた為、コンプガチャは2回中1回しか成功出来ず。
ラストターンの角笛は公領も枯れていた為に屋敷しか取るものがなく2位と1点差で3位に。1位は郎党でした。

まぁ、1番手で山枯れに泣いていいはずもないですし、構築手順も岐路の1枚目を入れるのが遅すぎた自分にも反省点があるので、これが実力相当なのかもしれません。

予選の剣闘士といい、本戦の馬上槍試合といい、試合系は軒並みやられてますねww

この時点で同2-2-3の大会得点6点。残り両1位で18点なので、準決勝は蜘蛛の糸的なやつですね。


本選4回戦

4人戦・4番手

避難所・属州場

救貧院、従者、物置、偽造通貨、はみだし者、伯爵
石工、医者、収税吏、熟練工

「ゆるふわなギルドの世界観に突如訪れる暗黒時代」
ギルド国の人々は、それはもう明るく楽しく過ごしていました。広場には笑顔が溢れ、蝋燭職人にパン屋に肉屋。街にも活気があります。

それはもう昨日までの話…。世界は突如暗黒時代に突入し、街からは活気も笑顔も失われた。人々はただ今を生きるのみ…。

広場は物乞いが集まるようになり、パン屋の隣には救貧院が建ち、今を生きる為に蝋燭職人を死の荷車に乗せる。
おい、肉屋。廃棄時に1ドローしているようだが、一体それは何の肉だ…?

ーーー

と、こんな世界線で楽しむドミニオンもまた一興。(すみません、話脱線しました。

サプライを見ると圧縮あり、アクションあり、ドローあり、購入あり、アタックあり(?)。何でもありですね。
とりあえず5金が強いので初手は「銀-銀」から。何を取るかは他の人を見て決めます。だって4番手だもんね!メリットだね!(泣

熟練工が1人、伯爵が1人、石工(熟練工×2)が1人ときて自分は2金。いや、うん。屋敷購入で納屋廃棄出来ますし…。それよりも、後ろが5金確定したので一安心。 熟練工ステロに石工は要らないとは思ったが、ここから熟練工2人にステロに走られると追い付けないと考えて熟練工ステロに。自分も7金出たが、石工は入れずに直接買い。

その後は金貨1枚と偽造通貨1枚入れてから属州。熟練工は回転率を意識して殆どが銅貨指定でした。
14t目の1番手が属州を買った所で属州枯れ。属4公1屋1の28点で2位と1点差の1位。3t目に買った屋敷が活きました(

ちなみに、銅貨1枚握ってても従者,救貧院×2,銅貨で8金って聞いて、目から鱗でした。
最近まで暗黒時代売ってなかったからね。しょうがないよね。(現実逃避

何とか1位も取ることができ、首の皮1枚残して最終戦へ。


本選5回戦

4人戦・1番手

屋敷・属州場

法貨、騎士見習い、隊商の護衛、複製、雇人
パトリキ/エンポリウム、神殿、生贄、技術者、ワイルドハント
イベント:相続
ランドマーク:宮殿

うーん、チャンピオンさんおるwwww
てきとーに圧縮しててきとーにトラベルして、てきとーにワイルドハント打つゲーム?

1番手なので素直に「神殿-騎士見習い」から。騎士見習いは2枚目もいれ、共に沈む事なく壊される事なく至って順調(むしろ好調な勢い)に育つ。
神殿も底らず3回で屋敷全部飛ばし、ウォーリアとヒーローで被るターンも生贄(神殿廃棄)や法貨で切り抜けて爆速のチャンピオン一番着!からのワイルドハント集め。

途中でお金が足りずに銅貨を生贄にしてしまったので、総金量が7金に。これでは属州が買えないので隊商の護衛を相続して、ワイルドハントで取る屋敷からお金を出す算段に。余った屋敷は生贄に捧げてVPに変換。

って事で26VPに加え属2屋3の41点で2位!ん?2位!?!??
出〜wwww得点計算不可奴〜wwwwww
はい。ただのガバガバのガバパゴスプレイでした。

1位は4番手で属6屋2宮殿18VPで56点(だったかな?)
銀-銀から入って3t目に相続(騎士見習い)。屋敷がトレジャーハンターとなり、そのトレジャーハンターが1発で銀貨6枚取り。
その後ヒーローとなって金貨を供給しながら息切れする事なく属州購入で走り抜かれました。

他2人は騎士見習いから入ってますが、トレジャーハンターで入ってきた大量の銀貨や神殿底が辛そうで属州も中々入れられなかった様子。

まぁ、騎士見習いと強圧縮、強ドロー、VPがある時点で宮殿点とステロを軽率に扱った自分が悪いですね。

銀-銀からの3t相続は勿論厳しいですが、自分の引きも似たようなもんだし、コンボ側の逆転手としても

  • 銅貨を廃棄せず、金銀銀銅で8金出す(+宮殿3点)
  • 財宝で8金出るので相続を隊商の護衛に載せる必要が無い
  • 相続は騎士見習い or 複製でキャントリップ or マット待機。生贄に捧げても1枚当り+1VPになるだけ。それに対して・・・
    • 騎士見習いの場合はウォーリアで相手の銀貨を大量破壊することで宮殿点を下げる(1枚当てる毎に相対3点)
    • 複製の場合は属州買わずに公領大量コピー(属州が残る&1tの各得点大量上昇)

と、まぁ色々あったので本当にただの構築ミス&ガバカウンティングなので自己責任です。


まとめ

結果、同2-2-3-1-2の大会得点15点で全体16位で今年の日本選手権は幕を閉じました。
最後に1位を取れていると18点で準決勝チャンスだったのですが、1,2戦目の獲得VPが低いので多分無理だったかと思いますw

個人的な振り返りをすると、右も左もわからずに挑んで予選敗退した去年に比べると、随分と成長したなとは思います。
反面、対戦後に気付くルートやミスも多く、まだまだだなと思う箇所も沢山ありました。

予選から振り返ると2-2-2-1/同2-2-3-1-2なので「1位:2回/2位:6回/3位:1回/4位:0回」ですね。
1位が少なかったのは反省ですが、取れなかった試合もほとんどが2位。そして4位0回は本当に頑張れたと思います!
予選も本選もそうですが、細かく点数を稼げていたので最後の最後までワンチャンスあってとても楽しかったです。
(その最後のチャンスをガバるっていうね・・・。ほんとに、もう。。。

でも、今は「全国TOP16」という成績を素直に喜びたいと思います!!!

当日対戦した方々、画策忘れ、トラベル忘れなど沢山ご迷惑お掛けして申し訳ございませんでした。。。(しっかりしましょう。
予選・本選共に、全て楽しい試合にすることができました!ありがとうございました!!

以上をレポートとさせていただきます。
ここまで読んでくださった方も、ありがとうございましたmm